2005呼吸は人が生きるための基本の活動です。食べ物を食べなくても、水を飲まなくても、
一週間や10日は死なないが、息を5分止めたら死にます。息を自分はしていると意識し、体で感じることは生きていることそのものの確認なのです。お坊さんに聞いたお話ですが「禅の修業は呼吸法だ」といわれました。呼吸は自律神経の働きです。自律神経は人の意思には関係なく行われる生理的活動をコントロールしていますが、その中で呼吸は、人が意識的にコントロールできる少ない活動です。
さらに、その坊さんは、「悟りを啓いたお釈迦様は、さまざまなことを弟子達に伝え、それを聞いた弟子達によって膨大な経典となったが、その中に正しい呼吸法について書かれたものがある。お釈迦様はどういう風にすればよりよく生きられるかということを説き、さらによりよく生きるためには正しい呼吸をしなくてはならない」と伝えた。
これは多くの人々のいう健康法と一致する。呼吸ですから呼がさきです。吸は後からついてくるものなんですね。出船入船・貸し借り・ギブアンドテイク全て出すほうが先なですね。生まれると産声をあげ、死ぬときは息をひきとる。
正しく息を吐ききって、横隔膜をしっかりと下げると、あとはほうっておいても息は流れ込んでくる。この呼吸を行うと心が落ち着き、なんというかしあわせな感じになります。
今の子供達は食育が大事といわれるが、私は先ず正しい呼吸法を教えたほうが良いと思います。正しい呼吸をすることは大切なことで、きれいな空気の場所でたっぷりと息を吐き、そしていい空気を吸い込みましょう。
今、人は浅い息しかしていないのではないでしょうか。おそらく本来の30%ぐらいでしょう。こうしたことが切れやすい精神状態になっているのではないでしょうか。深くたっぷりとした呼吸で空気を充分吐ききり、そして空気の中のエネルギーを全身にとりこんで、吸い込んだ酸素を体中の血液に溶け込ませ、全身に配った後炭酸ガスを吐き出す。
ですから、毎日何度でも「楽しい溜息」をつくことをお勧めします。緊張している自律神経を休ませるために。
Posted by 飯塚 静栄
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Posted by 木村 壽夫
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